経済 economy 2004 3 27
戦争と経済は、両立しない。
例外的に、軍事産業は儲かりますが、
多くの産業は儲かりません。
今日(3月27日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「イスラエル経済に打撃」
「報復テロ警戒、小売、売上高7割減少」
「外国人旅行者や訪問団などの渡航キャンセルも相次いでいる。」
紛争やテロが続けば、
確かに、軍事産業は儲かります。
しかし、それ以外の産業は、売上減少です。
歴史を振り返れば、
戦争には勝ったが、国民は貧しくなったというケースもあります。
大昔の戦争では、
負けた国から領土を奪い、負けた国の国民を奴隷としました。
これならば、戦争の「採算」が取れるでしょうが、
今では、このようなことは許されません。
だから、現代では、戦争は、勝っても損なのです。
軍事産業だけ儲かって終わります。
さらに、現代の戦争では、借金で、戦争資金を調達しますので、
戦争が終われば、借金が残ります。